シルバーゴルデンエイジ
2019年08月8日
子供の運動発達における「ゴールデンエイジ」という表現を真似しました。
9~11歳という「ゴールデンエイジ」は運動技術・センス、共に大きな成長が見込める時期です。
ただし、この時期にいかに成長出来るかはその前の3年間の「プレゴールデンエイジ」に何を積み上げたかが重要です。
(2018年07月13日のブログ/矯正治療によって「成長を応援する」/「プレゴールデンエイジ」について)
長年の職務を全うし、自身の趣味や生きがいを楽しむ定年後を「シルバーゴールデンエイジ」とするならば、その前の3年間の「プレ」の期間いかに健康管理が出来ていたかがその後の人生を大きく左右すると私は考えます。
実際、定年退職前の3年間のうちに治療をした患者さんに話を聞くと
「定年後の今だと治療は出来なかった」「あの時期だから決断が出来た」という意見をよく耳にします。
「シルバーゴールデンエイジ」を有意義に過ごすには健康は不可欠です。
健康は思い立ったその日に手に入るものではありません。
口腔内の疾患においては慢性的な疾患が多く、自身の状況やその後の経過を理解し治療を考える時間は十分にあります。
私は「シルバーゴールデンエイジ」を病に捧げるより、健康ありきでいつまでも自分らしく溌溂とした日々を送りたいと考えます。
人生を納得いくように生き、成長し続けるには、自分の考えひとつです。
院長 島田 実