041 ガタガタの歯並び・歯列不正咬合 | ブラケット治療・マウスピース矯正 | 魚津市 中央歯科医院
2025年06月10日
19才、男性です。
上の前歯が1本飛び出しているし、下の歯が見えづらいことが気になるので矯正治療を相談したい、とのことでお見えになりました。
先に近所の別の歯科医院で矯正治療の相談をしたそうですが、矯正治療の予約可能な日が「月に1度」と決まっており通院が難しいため、他で相談してみようと思われたそうです。
当院は院長自らが矯正治療を始めとするインプラント治療や補綴治療などすべての治療を行います。
矯正専門医以外の多くの歯科医院は大学病院などから矯正歯科医が定期的に訪れ、その日に合わせて患者が受診します。
年単位で治療期間を要する矯正治療中、毎回月に1度の予約可能日に合わせて患者が受診するのは大変なことです…また、器具の破損等の急なトラブルが起こった際にも当院は矯正治療に関する曜日や時間帯の制限がないため、いつでも対応できることは当院の強みでもあります。
歯並びが気になり始めたのは随分前からで「いつか治療したい…社会人になったらやろう…」と決めておられたそうです。
治療方針が決まり、すぐに治療を開始しました。
上下の顎の関係が正常になるようマウスピースと3Dリンガルアーチ(ワイヤー治療)を7カ月行い、親知らずの抜歯を行いました。
ブラケット治療開始から6ヵ月が経過するとほぼ歯ならびは整いましたが、下顎の位置が不安定になるため、その原因についてお話しました。
顎の位置がズレる主な原因は「態癖(身体の使い方や姿勢などの悪習癖)」であると考えられます。
横向き寝や頬杖など歯や顎にかかる力は弱い力でも持続的に力が掛かることで歯並びや咬み合わせに大きな影響を与え、「寝相は第二の矯正治療」とも言わるほどです。
矯正治療中に自身の「態癖」と向き合うことは大切です。
原因を考えることなく治療を終えると治療後にまた異常が生じる可能性が高く危険です。
繰り返し「態癖」についてお話しながらブラケットに加え、リンガルボタンと顎間ゴムを併用しました。
社会人になって始めると決めていた念願の矯正治療…初診時の状態を忘れる程の仕上がりに満足の様子です。
治療後は保定期間(後戻りを防止する為の期間)に入り、リテーナー(後戻り防止装置)を矯正治療期間と同等を目安に使用する予定です。
治療期間 3年3か月(プレオルソ・3Dリンガルアーチ・ブラケット・リンガルボタン)
費用 1,060,000円(税別)