036 ガタガタの歯並び・歯列不正咬合 | アライナー矯正・マウスピース矯正 | 魚津市 中央歯科医院
2024年04月22日
16才(高校2年生)の女の子です。
上下の前歯が重なっている為、矯正治療希望とのこと。
小学校の歯科検診で「歯並び」を指摘され、小学4年生の頃矯正専門医を受診するも「早い時期に来られてもまだ治療は出来ない…」と言われ、治療を諦めていたそう…
前歯の見た目が気になり歯を見せて笑うことが出来ず、飛び出した前歯の部分が口を閉じると口唇が盛り上がって見えるのも気になるようになってきたそうです。寮に入っている為、マウスピース治療(アライナー治療)でなるべく通院回数を抑えて治療が出来ないか相談の為、お越しになりました。
歯並びの乱れ(叢生)に加え、咬み合わせの基準となる6才臼歯の上下関係にずれがあります。
永久歯の抜歯を回避する為、3Dリンガルアーチにて歯列のアーチを拡げ、6才臼歯の咬み合わせを正常にした上でアライナー治療が望ましいのですが、寮での生活環境や通院について本人・保護者と話し合い末、アライナー治療のみで行うことになりました。
アライナー治療を始める前に下の親知らずの抜歯を行いました。
骨の中に親知らずが埋まっていることで望ましい歯の移動が期待できず、計画通りに治療が進まない原因となります。長期休暇を利用し抜歯を行いました。
通院可能な時は土曜日に、通院が難しい時はオンラインにて診察を行いました。
オンライン診療は、寮から本人のみでの受診でしたが、事前の写真提出もオンライン診療アプリ「クリニクス」を用いた診察もスムーズに行うことが出来ました。
歯科治療全般に言えることですが、特に矯正治療は患者さんの協力無しには成立しません。
その中でもアライナー治療はいかに自己管理出来るかが治療の結果を左右します。
治療方法は単に見た目や治療費だけでなく、自身の生活環境や性格を考え冷静な判断の上、選択が必要でしょう。
治療期間 1年11カ月(プレオルソ・アライナー)
費用860,000円(税別)