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立ち止まって考える

2018年07月17日


10年来のお付き合いの患者さんがこんな事を呟いておられました。
3年前から介護をしている母親からよくこんな言葉を聞くそうです。

「こんなに部分入れ歯が都合悪く使えないものになるなら、元気なうちに総入れ歯にしておけばよかった…」

なるべく残せる歯を残して保険診療で行うことの出来る「部分入れ歯」は安易に選択しがちですが、歯を失うことで残る歯にかかる負担が過剰になることは部分入れ歯では解決出来ず、その後も追加の治療が必要になることが前提の治療であるとも言えます。

元気なうちはそれでもいいかもしれませんが、そうでなくなった時に最も困るのは「部分入れ歯」なのです。
歯科の学問において「部分入れ歯」は30年前から進歩をしておらず、既に破綻していると言ってもいい程です。それに対し「総入れ歯」の学問は今も尚、進歩し続けています。
介護職の方からも部分入れ歯は扱いにくく、口腔環境を管理しにくいという意見を聞きます。

自分の意志で歯科治療を選択し、受けられるうちにとことん口腔内を管理するか、今後起こりうるであろう追加治療を前提とする中途半端な状態を辞め、「総入れ歯」にするか…60歳くらいを目途に立ち止まって考えることをお勧めします。

傾向として「どうせ、いつまで生きるかわかんない」なんて投げやりなことを言っている人に限って中途半端な選択の結果、自身の首を締め、家族を悩ませているように感じます。

時に、他人事のように冷静に自分のお口の中の将来について考えてみることも必要です。

院長 島田 実

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矯正治療によって「成長を応援する」

2018年07月13日


当院では矯正治療における習癖改善の為の装置として、プレオルソやマイオブレイスを用います。対象として最も効果的な年齢は6~8歳と言われています。

そもそも歯ならび・咬み合わせに問題が生じる原因としてその子本来の成長が阻害されていたり、健全な発育にとっての肝とも言える「呼吸」に問題があるケースが多くあります。
「6~8歳」という年齢は、発育の成熟度や成長スピードを現したスキャモンの発育曲線からみても、神経系の発育が大きい時期「プレゴールデンエイジ」とも言われています。つまり脳の発育が盛んな時期で「上顎」も脳と同じ神経系に属します。

「6~8歳」という年齢は言い換えると口腔内にとって本来の成長を応援する“最後のチャンス”とも言えます。

良い歯ならび・咬み合わせを獲得する為には「永久歯を4本抜いて並べる方法」と「永久歯を抜かない方法」と2つありますが、成長という点から言うとこうもいえます。
「成長を諦めて歯を間引いて並べる」か
「本人の成長を応援して、自分で歯が並べられるようにサポートする」か。

当院では患者との相談上、どちらの方法も行っており、絶対こうすべきだということではありません。

ただ、ひとつ親御さんに考えて頂きたいのは、まだ成長段階にある6~8歳の時点で成長を諦めて抜歯を前提とするのではなく、この時期に本来の成長が出来るよう支援してあげることで、よりよい結果があるのではないかということです。なぜなら6~8歳のプレゴールデンエイジの時期に成長が妨げられて過ごしたお子さんと、のびのびと本来の成長を経験したお子さんと、得たものの違いは「よい歯ならび」だけではないからです。

機能的に「よい歯並び」を獲得することはどの年齢においても有益なことですが、お子さんの健全な発育をもっと深く考えると「歯並び」だけでなく、他にも配慮すべきことがあることに気づくはずです。
様々な意見に耳を傾け、広い視野でお子さんの発育を見守ってほしいというのが私の強い願いです。

院長 島田 実

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