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メンテナンスの目的とは

2023年10月18日

メンテナンスって何でしょう…皆さん考えたことありますか?

メンテンスの意味や「なぜメンテンスが必要なのか」目的を考えたことはありますか?

 

 

私は10年ぶりに来院した患者さんの口腔内を診て衝撃を受けました。

20年前に初めて当院にお見えになった60代の男性。

完璧な治療ではないものの、1~2年おきに最低限の手当を施しながら何とか「咬める」状態を保っていました。

本人の都合で「近くの歯医者でメンテナンスを受けていました」とのことですが、かかりつけ医では対応しきれず再度当院への受診を促されたそうです。

 

 

 

10年の間に5本抜歯をし、1本のみインプラントを追加。

4本抜髄(神経を取る)を行い、上の前歯は欠けたり、グラグラしている状態でした。

現状に至るのはかかりつけ医と本人の合意の元…とはいえ、結果「咬めない」上にお手上げ状態となれば患者は混乱します。

 

患者が考える「メンテナンス」とかかりつけ医が考える「メンテナンス」の目的は一致していたのでしょうか?

「メンテナンス」を辞書で調べると「維持。保守。管理。」と書いてあります。

「維持」とは物事を現在の状態のままに持続すること。もちこたえること。

「保守」とは正常な状態を保ち、それが損じないようにすること。

「管理」とはものの状態、性質などが変わらないよう保ち続けること。

 

 

当院は患者に対し、時に厳しく指導をすることがあります。

それは、歯やインプラントが置かれる過酷な環境の中で現状を「守る」ことはとても大変なことだからです。

考え方によっては治療を行うことより治療後の状態を「守る」つまりメンテンスをすることの方が難しいことと言えるでしょう。

 

私はよく治療を終えた患者に「ここからがスタートですよ」と話します。

病的な状態を抜け出し、健康な状態になってからが「本当のスタート」です。

 

あなたはどのような目的でメンテナンスを受けていますか?

あなたがメンテナンスをお願いするドクターはあなたと同じゴールを目指していますか?

 

私は患者を当院に縛りつけるつもりはありません。

ただ、もう救いようがない深刻な状態になって再来院…が心配なのです。

メンテンスの目的をかかりつけ医と共に確認しながら口腔ケアを行いましょう。

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インプラント選びは「メーカー」選び

2023年10月13日

「インプラント」と一口に言ってもどの歯科医院で行っても同じ結果が得られるわけではないことをご存知ですか?

 

単刀直入に言います。

インプラント成功率の違いは「インプラントメーカー」の違いです。

 

 

 

当院では開業時よりスイスの「ストローマン社」のインプラントのみを使用しております。

「ストローマン社」一筋です。

 

「ストローマン社」のインプラントの研究・開発には50年以上の歴史があり、今や世界70カ国以上で使用され、100以上あるインプラントメーカーの世界トップシェアとなりました。

 

ストローマンインプラントは10年後の生存率は95%以上、20年後の生存率は90%以上との臨床研究結果があり、長期的な安定性が証明されたメーカーです。長期予後つまり「長持ちするインプラント」を選択するなら「ストローマン社」製を選ぶべきです。

 

当院では15~20年経過し、咬耗したり劣化した補綴物(被せ物)を取り替える治療を日常的に行っていますが、実はこのような治療が出来るのも高品質であるストローマンインプラントだからこそと言えるでしょう。

 

治療を成功に導くのはドクター一人の力だけではありません。

治療機器や材料の選択は確かな治療を行う上で「基礎」となる部分です。私はストローマンインプラントを選択してよかったと心から思います。

 

15年以上の長期症例においては、ストローマンインプラントが2ピース(2つのパーツで構成)であることに救われます。

人工の歯根と被せ物を入れる為の土台が一体(1ピース)の場合とは違い、人工の歯根から土台を取り外すことの出来る(2ピース)場合、口腔内の変化に伴いインプラントの使い方を変化させることが出来ます。

残りの人生、インプラントも自分の歯も全て維持し続けることはそう容易いことではありません。

失った歯を再度インプラントで補った場合の設計変更や、義歯へと方針を変更した場合の対応も2ピースだからこそ外科処置を伴わず速やかに行うことが出来ます。

 

また、「ストローマン社」の長い歴史が支える確かな製品と技術が途切れることなく安定供給されることで、長期症例においても対応が可能です。

安価な模倣品のようなインプラントではメーカーが廃業し、パーツが供給されなくなってしまった…という事も少なくないそうです。

 

「インプラントは抜ける」「インプラントは長持ちしない」「インプラントはやめた方がいい」などネガティブな意見を耳にした時はぜひどのメーカーのインプラントであるか、確認してみましょう。

「ストローマン社」製のインプラントではないはず…「インプラント選びはメーカー選び」です。

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6thオピニオン⁈

2023年10月4日

 

 

 

アメリカ、メジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平選手は右肘の手術をめぐり6人の医師にセカンドオピニオンを求めたと報道されています。

 

「セカンドオピニオン」とは診断や治療の選択などについて主治医以外の医師の意見を聞き、参考にすることです。

 

大谷選手にとって怪我は今後の野球人生に関わる重要問題です。

複数の医師の意見を求めるのは彼の野球への熱意の表れのようにも感じます。

 

歯は誰にとっても健康的に生きる為の重要な役割を担っていると考えます。

それにも関わらず、あまりに治療や手入れがぞんざいではないでしょうか。

私は歯科治療においても「セカンドオピニオン」を受けることは重要だと考えます。

ただ、前提として「ファーストオピニオン」を大切にしましょう。

 

まずは主治医による「ファーストオピニオン」を十分理解出来ずに「セカンドオピニオン」を受けても、何がご自身にとって最善の策であるか判断することはできないでしょう。

様々な意見に耳を傾け、理解を深めることは重要ですが、いたずらに多くの情報を集めても意味はありません。

 

近頃は「自分にとって嫌な意見だから」と浅い理解と思いつきで「セカンドオピニオン」を求める患者が多いように思います。「単なる自分に同調してくれる先生探し」は本来の目的とは異なります。

 

「セカンドオピニオン」から得られる最大のメリットは「病気と治療に詳しくなることができる」ことです。「別の治療方法を知ることが出来る」ことや「主治医と違う視点で意見をもらえる」ことで治療に対する理解が深まり、納得して治療に臨むことが出来ます。

 

大谷選手のようにどうか自身の歯や口腔の健康に対し、真剣に向き合う患者が一人でも増えることを願っています。

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庭じまい

2023年09月14日

 

「庭じまい」とは、管理者の事情や家族へ配慮から庭を整理することを言います。

「残す庭木」と「処分する庭木」を選別し、庭石を除去し、庭池を埋め、庭一面をコンクリートで固めることもあれば、手入れが楽な状態に変化させることもあります。

「終い」とはいえ、時間と労力、そして経済的負担が掛かることです。

それでも庭を維持する為の剪定や消毒・たい肥・除草等の負担を考え、庭の終活とも言える「庭じまい」を行うようです。

 

庭の規模にもよりますが、庭の維持費は年間15~20万から100万円以上。

眺めれば心安らぐ存在ではありますが、経済的な面だけを考えても管理者の「負担」であることは間違いないでしょう。

 

私は「庭じまい」が「歯の治療」、特に「インプラント治療」の考え方によく似ていると考えます。

 

「残す歯」と「抜歯する歯」、「使い続けるインプラント」と「もう諦めるインプラント」…

 

大切な自分の歯を失い、何とかしようとインプラント治療を決意するタイミングで「インプラントじまい」をすることは考えにくいかもしれませんが、最終的な末路まで考え、付き合っていく必要があるのではないでしょうか。

当院では、特に年配な方とこのような話し合いになることが多く「歯は人生だね…」と呟いた患者さんもいます。

まさにそうだと思います。

歯について思考が深まれば、結果、自身の今後の人生を考えることになるのです。

 

歯やインプラントを維持には理解力と経済力が必要です。

都度インプラント治療を行ったものの、いざ終おうとした時に困る…という状況は避けたいものです。

 

開業以来当院が採用しているストローマン社製インプラントの場合、再補綴(被せ直し)や義歯移行が可能な構造ですが、どのメーカーもそうとは限りません。皆さん把握していますか?

「今が良ければそれでいい」という短絡的な考えで安易な歯科治療を繰り返すことは危険です。

慎重に、丁寧に歯科治療を行いませんか。

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Yahooニュースより 歯医者で「虫歯ですね」といわれてもすぐに治療してはいけない理由

2022年07月5日

日常の診療において

「安易な治療はしない方がいい」

「治療はよく考えて」

と話しても残念ながら真意が伝えらず

「虫歯を治療してくれなかった」と誤解されることも少なくありません。

 

そんな私の気持ちを代弁してくれるような記事をみつけましたので一部を紹介します。

 

2022年7月1日㈮配信されたYahooニュースです。

「週刊現代」2022年6月25日号より

―政府が「国民皆歯科健診」の導入に向け動き出す一方、本当に健診で日本人の歯は守られるのだろうか―という問題提起からこの記事は始まります。

 

私も同感です。

事実、歯科治療で用いられてきた金属の値段が高騰し、代替として樹脂が用いられるよになった結果、「保険診療で白い詰め物が出来る」と大量の樹脂の詰めものをした若者の口腔内を診ることが増えました。

 

樹脂は使い方を間違えなければメリットも多く、現代の歯科治療においては無くてはならない材料です。

しかし、安易な歯科治療の武器にしてしまうと「歯垢がつきやすい」「変色する」「口臭の原因になる」「擦り減る」など、患者さんにとってデメリットが目立つ結果になってしまいます。

そして何より安易に「歯を削るから虫歯になる」のです。

 

 

歯は削らないに越したことはありません。

人生100年時代…20代までに歯を削ると人生の後半、歯科治療に追われることになります。

 

記事の中に「一見、歯の治療を行っているように見えても、長期的には自分の歯や健康を失うことになる」とあります。

まさにその通りです。

長期的に見て、価値ある治療をしたい…それだけです。

1度きりの人生、歯で悩み続けるのはやめませんか?

 

【注意】記事の閲覧には期限があります。

一人でも多くの方に記事を見て頂きたいのでURLをご案内します▶▶歯医者で「虫歯ですね」といわれても、すぐに治療してはいけない理由(現代ビジネス) – Yahoo!ニュース 

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初診オンライン相談のススメ

2022年04月1日

歯科治療においてオンラインは不向きだと考える方は少なくないのではないでしょうか…

私は歯科治療こそオンラインが有用であり、今や当院にとって不可欠な診療スタイルだと考えます。

 

初診オンライン相談の目的は「ミスマッチを防ぐこと」です。

 

オンライン診療で歯の治療は出来ませんので、急性症状のある方には不適当です。

ただし、それ以外の方にとって特に初診時は、治療すること以上によく主治医と話すことが重要だと考えます。

歯科治療は大半の処置が「一度きり」「やり直しがきかない」ことです。齟齬があるまま治療を進めることは非常に危険です。

 

医院にお越しになる前にオンライン相談を受け、自分が求めている歯科医院なのかどうかお考えの上、来院するかどうかを判断してください。

 

また、「歯科医院が苦手」「歯科医院に行くだけで緊張する…」という方にもお勧めです。

不安や悩み、希望があっても、その思いを歯科医院で専門家に話すのはとても勇気が必要なことです。

オンライン相談の場合、画面越しにテレビ電話をするような感覚で話すことが出来ます。

落ち着いて話しをしているからか、私としては来院した初めてお話をする以上の成果をあると感じています。

初診オンライン相談の申込▶https://preview.studio.site/live/BXaxEyrgW7/1

 

 

現役歯科医師が監修する口腔WEBマガジン「歯科オンラインホームドクター」にて、オンライン診療の有用性についての取材を受けました。

当院インタビュー記事はこちら▶【インタビュー】歯科オンライン相談の活用方法は?メリットもたくさん!

 

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歯科治療によるAir Way(気道確保)

2022年04月1日

⻭並びが悪いと喉の空気の通り道が狭くなり全⾝が酸素不⾜になってしまうというリスクがあります。

そこで、近年では⻭科治療による気道の確保という考え⽅に注⽬が集まっています。

⻭並びの悪さが原因で不定愁訴などの全⾝の健康に悪影響をもたらすことが多いのですが、⼀般的にはまだ良く知られていません。

 

⻭科治療によるAir Way(気道確保)とは

 

⻭科治療による気道の確保とは、理想的な咬み合わせで気道を確保するということです。

 

 

⻭がU字型にきれいに並んで、かつちょうど良い⾼さの咬み合わせならば、⾆は正常な状態を保てます。しかし、⻭並びと⻭の咬み合わせの調和が取れていないと、咬み合わせが悪いと酸素をうまく取り⼊れることができません。⻭科治療にとって気道の確保は、吸いこんだ酸素を全⾝にうまく送り出せるかどうかの重要なポイントなのです。

 

⾆房(ぜつぼう)を確保する重要性

 

 

⻭科治療では、⻭列の内側にある⼝腔の容積を広げて⾆房を確保することが重要です。⾆房とは⾆の房、つまり⾆を収めるベロの部屋のことです。

⾆房がしっかりとあれば、⼝を閉じている時に⾆先が上の前⻭の裏の⻭茎に軽く触れ、⾆全体は上顎にくっついている状態になります。

 

しかし、⾆房が狭いと、⾆の居場所がなくなり喉の奥の⽅に⾏くしかありません。結果として気道が⾆で塞がれて空気が通る道が細くなり、呼吸がしづらくなります。

 

 

⾆房が狭くなると起こりうるリスク

 

⾆房が狭くなると1   回に吸える酸素が少なくなり、酸素不⾜に陥ります。

⾆房が狭くことで起こりうる健康被害は、以下のものです。

 

偏頭痛 ・睡眠障害疲労感・慢性的な冷え性・肩や⾸のこり・ 腰痛・顎関節症・ 顔のゆがみ・喘息

 

 

⾆房が狭くなると酸素不⾜になります。酸素不⾜になると血流に乗って届くはずの新鮮な酸素が不⾜し、末端に⾏く頃にはなくなってしまうので⼿⾜が冷えます。

⻭並びの悪さや⾆房の異常は神経系や⾻の歪みなどにも影響し、顔⾯や⾸から下のあらゆる器官に影響が出てしまうのです。

 

⾆房が狭くなる2つの理由

 

では、なぜ⾆房が狭くなるのでしょうか。その理由は以下の2 つです。

 

【理由 その1】⾆に問題がある

 

 

 

⾆は筋⾁の塊です。しかし、⾆に⼗分な筋⼒がないと⾆房が狭くなってしまいます。

 

⾚ちゃんは⾆で乳⾸をしごいて⺟乳を飲みます。⺟乳が終わっても唾液を飲み込むという⾏為によって、⾆の筋⾁は発達していきます。⾆は⼝内を広げ、あごの成⻑も促します。

唾液がたくさん出れば唾液もたくさん飲むことができますが、唾液はあごを使わないと作られません。⼤きな唾液腺はあごの周辺にあるからです。柔らかいものばかり⾷べていると、⼗分に唾液を飲むことができなくなります。そのため⾆の筋⼒が⼗分に発達できず、⾆房が狭くなってしまうのです。

 

⾆の筋⼒が⼗分に育たないまま⼤⼈になり、さらに加齢に伴う筋⼒の低下でさらに問題が顕著化すると⾔われています。「誤嚥性肺炎」も⽼⼈になってから発⽣する問題ではなく、幼少期からの問題が⽼⼈になってから表⾯化しただけだという説もあります。

 

【理由 その2】間違った矯正治療

 

 

実は、間違った矯正治療でも⾆房が狭くなってしまうことがあります。⻭列をただきれいに並べるだけの矯正治療は、⾆との調和がうまくいかず⾆房を狭くしてしまうのです。

 

⼈⼯的に無理やり作られた⻭列では⼝内の空間が狭くなることがあります。その状態では⾆が左右の⻭にギュウギュウ押されて盛り上がります。

悪いことに、今まで⾃⼒で⻭を並べることができなかった筋⼒のない⾆は後⽅( 喉の⽅) に押しやられてしまい、その結果気道が狭くなって細い笛のようになってしまうのです。

 

気道確保を前提とする最良の矯正⻭科の選び⽅

 

 

気道確保を前提とする最良の矯正⻭科を選ぶには、治療前のカウンセリングで咬み合わせの重要性や気道確保について説明をしているかどうかをチェックすることです。

上記のような矯正⻭科は、Air Way Dentistr yをしっかりと理解しています。

 

「Air Way Dentistry」とは気道確保を中⼼に⾏う⻭科治療のこと。

「Air Way Dentistry」では、これまで説明してきたように、適切な咬合⾼径( 咬み合わせの⾼さ) をすることが重要と考えています。もしも、適切な咬み合わせの⾼さ( 咬合⾼径) の確保なく場当たり的な治療を繰り返すと、⼝内の⾼さを失うことになり、⾆房が狭くなることにつながります。

すると、「舌房が狭くなると起こりうるリスク」でお伝えしたような様々な健康被害が出てしまうのです。

つまり、安易な抜⻭や⾆房に配慮がない治療は、健康被害を招くということです。

 

「Air Way Dentistry」を理解している矯正⻭科は、これらのことを分かりやすく説明してくれるはずです。

 

「咬み合わせが⼤切」というのはどの⻭科医院でも⾔うことですが、なぜ咬み合わせが⼤切なのか詳しい説明がなければ、こちらから聞いてみましょう。もしも、内容まで詳しく説明できないようであれば、別の⻭科医院を検討しましょう。

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オーラルリハビリテーション(咬合再構成)とは

2022年01月11日

「咬合再構成って何?」

「咬合再構築ってどんなことをするの?」

⻭医者で矯正治療や審美治療の相談をしたら、咬合再構成咬合再構築を勧められる場合があります。ただし、あまり聞き慣れない⾔葉なの で、「それは何?」と⼾惑ってしまう⽅も多いでしょう。

咬合再構成も咬合再構築も同じ意味を⽰す⾔葉で、⼝腔全体を包括的に考えて⾏う⻭科治療のことです。

 

 咬合再構成とは

 

咬合再構成は、冒頭でも触れたように⼝腔全体を包括的に治療することです。

咬合再構成はどんな考え⽅で、何をゴールとして⾏うのかを詳しく説明します。

 

咬合再構成は⼝腔全体を1単位と考える

 

⻭の治療は通常、⾍⻭ができれば⾍⻭治療、⻭並びが悪ければ矯正治療というように、個別に対応するのが⼀般的ですしかし、それでは弊害が起こる場合があります。例えば以下のような例があります。

・⾍⻭は治ったけれど全体の⻭並びは悪いまま

・⾍⻭は治ったけれど顎が痛い

・矯正治療が終わって数年後に咬み合わせが悪くなった

ほとんどの⻭医者の場合、将来を⾒越して治療をしますが、中にはその症状だけを改善するような治療をする⻭医者もいます。すると、例に挙げたようなトラブルが発⽣してしまうのです。

 

咬合再構成は⼝腔全体を1 単位として考えるので、機能⾯と審美⾯の両⽅が最終的に理想の状態になるように様々な治療をしていきます。

 

咬合再構成(オーラルリハビリテーション)の⽬的は咬み合わせを改善すること

 

 

咬合再構成はオーラルリハビリテーションとも呼ばれています。といっても、怪我や病気をした後のリハビリテーションとは少し異なります。咬合再構成( オーラルリハビリテーション) の最終⽬的は、咬み合わせを改善することです。咬み合わせは全⾝に強く影響します。

 

咬み合わせが悪いと左右の顎⾻のバランスが崩れます。その影響で背⾻が歪むと、肩こりや頭痛、腰痛などを引き起こします。咬合再構成で上下の咬み合わせのバランスを整えることで、⻑期的に⻭や体全体の健康が保てるようになるのです。

 

そのため、咬合再構成はオーラルリハビリテーション全体的な改善と考えられています。

 

 咬合再構成(オーラルリハビリテーション)で⾏う治療とは?

 

咬合再構成は⻭周病や根管治療、矯正、補綴、義⻭などあらゆる分野の⻭科治療を組み合わせて⾏います。

必要な治療は⼈によって異なりますが、まずは⾍⻭や⻭周病などを調 べ、必要な治療をトータル的に考えて、⼤きく以下の順番で⾏います。

 

1歯周病治療

2虫歯治療

3矯正治療

4インプラント治療

5補綴治療

 

なぜこの順番でするのかというと、効率よく⼝腔全体を整えて最終的な咬み合わせにできるからです。

咬合再構成( オーラルリハビリテーション) は、よく家のリフォームに例えられます。ここでも、家のリフォームになぞらえて説明していきますね。

 

 

1 ⻭周病治療

 

家をリフォームするためには、家の中を⽚付けて環境整備をしなければなりません。まずは家具家財をどけて掃除し、リフォームのための環境を整えます。

 

⼝の中の場合は、⻭周病があれば最初に⻭周病を治療します。⻭周病は⻭や⾻を溶かしてしまうため、⻭周病菌が⼝の中に存在するとほかを⼯事する先から崩れていってしまうからです。

 

家の中に不要なものがあるとリフォームがうまく進まないように、⼝の中に⻭周病があると次の段階の治療がでかないので、まずは⻭周病から治療していきます。

 

2 ⾍⻭治療

 

 

家の中の環境が整ったら、次は古くなった設備の修復です。傷んだ柱があると柱が倒れて家全体が倒壊する危険があるため、古くなった柱を修します。

 

⻭を柱に⾒⽴てると、修復が必要な柱( ⾍⻭) はシロアリ被害や経年劣化で傷んでいる状態の⻭です。⾍⻭がある場合は家全体( ⼝腔全体) が倒壊しないように、修復( ⾍⻭の治療) を⾏います。

 

3 矯正治療|傾いた柱を修復する

 

 

家の中で柱が傾いていると、全体のバランスが崩れて家をきちんと⽀えることができません。壁も屋根も傾いてしまいます。

 

⻭も⻭並びや上下の咬み合わせのバランスが悪いと、修復( 矯正治療) が必要です。⻭が前後や斜めに傾いている場合は、矯正治療を⾏いま す。

 

4 インプラント治療

 

家をリフォームする際に強度が⾜りない場合は、柱を追加して頑丈な家にします。

 

⼝内でも、⻭周病事故などで⻭を失ってしまった場合は、インプラント治療を検討します。

インプラント治療とは、⻭ぐきの下の⾻に⼈⼯的な⻭の根を直接埋め込み、その上に⼈⼯⻭をつける治療のことです。

 

5 補綴治療

家の構造が整ったら、最後に仕上げで内装や外装を施します。内装は快適に過ごすため、外装は⾬⾵から家を守るために必要です。

 

⼝内の場合では、内装や外装は補綴治療にあたります。⽋けている⻭や被せ物が取れたままの⻭があれば、補綴治療( 被せ物) を⾏って隙間をなくします。補綴治療をすると細菌が⼊りにくくなって⾍⻭や⻭周病になりにくくなる他、ブラッシングもしやすくなります。

 

咬合再構成をする際の良い⻭医者の選び

 

 

咬合再構成は、お伝えしてきたように様々な治療技術を必要とします。そのため、医師は豊富な治療経験の他、あらゆる⻭の治療⾻格などの

⽣体的知識も持ち合わせていなければなりません。

 

咬合再構成をしている良い⻭医者を選ぶには、以下のようなポイントを抑えることが重要す。

ホームページで咬合再構成をしていると明記している

 咬合再構成の症例がたくさんある

 学会や研修会などに頻繁に参加している

 ⾍⻭・⻭周病・根管治療・矯正治療・⼼療⻭科をしている

 咬合再構成の⽬的や意味をしっかりと把握している

 咬合器、CT機器、精密顕微鏡などの設備がある

 料⾦や治療⽅針について詳しく説明してくれる

 

咬み合わせの悪さが引き起こす全⾝への悪影響

 

 

顎は⾝体の重⼼のバランスを保っています。そのため、咬み合わせが悪いと全⾝の⾻格にも歪みが⽣じます。その結果、肩こりや頭痛、腰痛、膝痛などを引き起こします。

全⾝のバランスの崩れは、不眠やめまいなど原因不明の体調不良の原因でもあります。

 

咬合再構成(オーラルリハビリテーション)でお⼝を理想の状態に!

 

咬合再構成は、⼀部分だけでなく⼝腔全体をトータル的に考えて⾏う治療です。咬み合わせを中⼼とした治療を⾏うことで、⻭の機能だけでなく審美的にも理想の状態に近づけることができ、⻑期的な健康も⼿に⼊れることができますよ。

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オンラインホームドクター認定歯科医院

2021年10月19日

 

この度、オンラインホームドクター歯科医院に認定を受け、オンライン診療を導入しました。

 

当院では、はじめての方の相談窓口としてリンクドクターを用いたオンライン診療を行っています。

「自分に合う歯医者がわからないのに歯科医院にわざわざ行くのは億劫だな…」

「子どもを預けて受診するのは不安…」

「まずどんな先生か話を聞いてみたい」

歯のことについて気になることはあってもなかなか最初の一歩が踏み出せない方にオススメです。

 

また、歯科オンラインホームドクターにて、現役歯科医師が監修する口腔専門WEBマガジン監修医師として記事を監修させていただきました。

 

 

◆セルフケアで歯周病を予防!歯科医が教える「効果的な歯磨き」の仕方▶こちらをクリック

 

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新年のご挨拶

2020年01月1日

新年のご挨拶 2020年
謹賀新年
輝かしい新年を迎え、皆様のご健康とご繁栄を心よりお祈り申し上げます。

今年は、「オリンピック」が開催となり、日本が飛躍する年となることでしょう。

当医院としては、昨年導入しました医療機器を利用したスマートな治療方法で患者さんの負担軽減に努めてまいります。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

令和二年 元旦

院長 島田 実

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初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えているお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私達にお話ししていただけたらと思います。 ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

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