私がオールオン4をしない理由
2026年01月22日

オールオン4は何らかの理由ですべての歯(片顎14本)を失った後、4本という少ない本数のインプラントで全体(片顎12本分)を回復するという治療です。
1993年 ポルトガルの医師 パウロ・マロが開発した治療方法です。
臼歯部にインプラントを埋入する十分な骨量がなくても、最小限のインプラントで回復できる画期的な方法として、現在も続く治療方法です。
当時、オールオン4は、治療条件に恵まれない方にとっての「最後の手段」として考えられていましたが、近頃そうではないことに違和感を感じています。少ないインプラントの本数、つまり最小限の費用で口内をリセットできる「安価で手軽な治療」としてあまりに安易に選択されているような気がしてなりません。
「4本のインプラントで回復する」とはいえ、入る歯の数(インプラント上部構造)は12本です。
4本のインプラントでは元々の14本を回復できるほどの働きは期待できず、働き不足が破綻の発端となり得ます。患者が若ければ咬合力は強く、さらに破綻のリスクは高まります。
骨が十分にある健康な若者が安易に「最後の手段」を選ぶのはいかがなものでしょうか。
これからの長い人生どうありたいかを真剣に考えるとその安易な選択にはならないはずです。
これが「私がオールオン4しない理由」です。













